【実機レビュー】いろんな機器が使えて災害時の電源供給におすすめ!Jackeryポータブル電源1000Plus

2024-04-10

災害の備えに最適な一台 Jackeryポータブル電源1000Plus

もう少し先でもいいかな・・と、あまり真剣に考えていなかった災害への備え。元旦に発生した石川県の地震では、災害の怖さを改めて思い知らされました。

たまたま年末から、Jackeryのポータブル電源1000Plusをお借りしていたこともあり、防災、特に備蓄や電源供給について、いろいろと考えさせられました。

海岸や河川から離れていても、今回のような大きな地震があれば、断水・停電などライフラインが止まってしまうことは十分ありえます。

今回の地震被害や、今後発生するといわれている南海トラフ地震の危険性を考えると、災害への備えがますます重要になってきます。過去にわが家でも台風や地震で、小さいながらも被害を経験しているので他人事ではありません。

そこで、今回は防災の一環としてJackeryのポータブル電源 1000 Plusを試用し、その性能と使い勝手についてレビューします。

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そもそもポータブル電源って何?

Jackery ポータブル電源 1000 Plusの外観とスペック

スペック

製品Jackery ポータブル電源 1000 Plus
電池タイプリン酸鉄リチウムイオン電池
容量30.4Ah/41.6V DC(1264.64Wh)
サイズ&重量約356 x 260 x 283 mm (約14.5kg)
AC入力100V-120V~ 50Hz/60Hz, 最大15A
DC入力ポート12-60V(動作電圧)⎓11A, 2ポート電流制限22A,合計800W
3×AC出力100V~ 50Hz/60Hz, 最大20A
3ポート合計2000W (瞬間最大4000W)
DC拡張ポート32.5V-46.8V⎓68A, 電流制限68A
2×USB-A出力5-6V⎓3A, 6-9V⎓2A, 9-12V⎓1.5A
各ポート最大18W
2×USB-C出力5V⎓3A, 9V⎓3A, 12V⎓3A, 15V⎓3A, 20V⎓5A
各ポート最大100W
シガーソケット出力12V⎓10A, 最大10A
充電温度0~45 °C
動作温度-10~45 °C
同梱物Jackery ポータブル電源 1000 Plus本体
車載用充電シガーアダプ夕一
AC充電ケーブル
収納ポーチ
トランスジャック(DC7909→DC8020)x2
取扱説明書
保証案内書
公式サイトより

外観

次に外観です。丸みがあり、よくあるポータブル電源の角ばったデザインとは違います。また黒っぽいグレーのボディーに、アクセントになっている前面のJackeryロゴと側面の吸排気口部分のオレンジ色が目立ちます。

約14.5kgとそれなりの重量ではあるので、腰の悪い人はちょっと注意が必要ですが、しっかりとした取っ手で持ち運びやすく、家の中や車での移動程度なら問題はありません。ドライヤーが乗っている画像でもよくわかりますが、天板がフラットで物が乗せやすく、作業台としても使えます。

高さは2Lペットボトルよりちょっと低い
高さは2Lペットボトルよりちょっと低い
高さは2Lペットボトルよりちょっと低い
高さは2Lペットボトルよりちょっと低い
幅は2Lペットボトルを倒してだいたい4.5cm余る程度
幅は2Lペットボトルを倒してだいたい4.5cm余る程度

大きさは比較対象に2リットルのペットボトルと並べて撮影しました。高さはペットボトルよりキャップ分低め。幅はペットボトルを倒して5cm足りないくらい。

出力ポートが充実!(USBType-A×2・Type-C×2、シガーソケットポート×1)

使用時に利用する出力用のポート類は、全面にまとまっていて使いやすい印象。中央のJackeryロゴ下に液晶画面。その左側にはLEDライト、右側にはシガーソケット出力ポート(DC出力)

それらの下には、USBポートとAC出力用のコンセントが並んでいます。USBポートは、Type-Cポートが2ポート、Type-Aポートが2ポートの計4ポート。コンセントは3つあります。これだけあればたいていの機器は繋げられますね。

尚、電源ボタンは液晶画面の右側にあり、LEDライトや各ポートにはON/OFF用のボタンがついていて、使う時だけ通電することができて安心です。

またLEDは、ボタンを押すごとに弱・強・SOSの3種類のモードに切り替わります。

以前災害で数日停電した際、夜遅くに妻と子供が、私が帰宅するまでろうそくと自転車用のライトだけで過ごしたことがあります。暗い中いつもよりかなり限られた明かりだけで過ごしたので、とても不安だったそうです。

1000 PlusのLEDの弱・強モードは暗い中の光源として利用できます。もちろんこれだけでは、光量が足りないでしょうが、被災した際にはずいぶん助かるのではないかと思います。またSOSモードは、点滅(おそらくモールス信号)してSOSを知らせるもので、存在を知らせるときに役に立ちそうです。

フル充電で利用できる目安時間・回数

Jackeryポータブル電源の家電への稼働時間目安

まず1000 Plusの公式ページに、家電製品ごとの稼働時間目安が紹介されていました。以下の表がその内容です。

使用機器消費電力使用できる目安
スマートフォン18W65回
液晶テレビ 60W14時間
車載冷蔵庫60W45時間
プロジェクター100W9時間
製氷機500W2.2時間
コーヒーメーカー1080W1.3時間
公式サイト「Jackeryポータブル電源の家電への稼働時間目安」より

各種機種で実際に計測

公式サイトの情報だけでなく、自宅にある機器を使って確認してみました。以下がその測定結果です。ほとんど予備知識なしでの使用のため、測定方法が独自ですが参考になれば幸いです。

※レビュー製品は、メーカーからのレンタル品です。

使用機器消費電力使用量フル充電状態で
使用できる目安
電気ケトル 500ml
電気ケトル 1L
1200W6%/回
11%/回
16回
IH炊飯器(エコ炊き2合)1200W(44分間)44%/回2回
USBデスクファン弱2.6W
強4W
1%以下/
各10分
17時間以上
扇風機2台5%/30分間10時間
電気ヒーター1200W
600W
50%/13分
50%/56分
26分
112分
ホットカーペット
(480W・スライド式)

19%/30分
13%/30分
2.63時間
3.85時間
バリスタ(マグサイズ
ブラックコーヒー140ml)
1460W2%/回50回
ホットプレート(グリル鍋)1300W59%/26分44分
※使用量はフル充電を100%として表示

やはり継続して電力を使うもの、特に電力が大きなものについては使用時間が限られます。停電が長期間続いてしまうと、ポータブル電源単体では電源の供給は早めに止まってしまうかもしれませんが、電力の高いもの、例えば今回試したグリル鍋やホットプレートなどの代わりに、カセットコンロを準備しておき併用すれば、充電された電力を有効に使えるはずです。

ソーラーパネル
ソーラーパネル

またポータブル電源には、オプションとしてソーラーパネルが用意されています。今回お借りしたのはポータブル電源の本体のみですので、試すことはできませんでしたが、充電しておいた電力を消費するだけでなく、停電時にも充電できるのは頼りになりますよね。

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使用機器使用時間使用量
小型電気ヒーター600W/ドライヤー1200W
(ドライヤーはヒーターをつけながら使用)
19分40秒/2分56秒15%
電子レンジ
800W40秒×2
600W40秒
800W40秒×2
600W40秒
3%
※使用量はフル充電を100%として表示

災害の備えに1台は欲しいJackeryのポータブル電源 1000 Plus

今回は、Jackeryのポータブル電源 1000 Plusを実際に使ってみてレビューしました。

ポータブル電源を使用することがはじめてで、1000whという容量がどれくらいのものかわかりませんでしたが、1ヶ月ほどの使用を通じて、大体どのくらい使用できるのかがわかりました。

Jackeryのポータブル電源 1000 Plusをお借りしている最中に震災が発生したことで、災害への備えの重要性について強く意識。

実際にポータブル電源を使用することで、ライフラインが停止した時に電力確保できることの有効性を確認できました。わが家は自家用車がなくキャンプに行くこともほぼありませんが、近いうちにまずは1台確保しようと思っています。

※出典:Jackery公式サイト
※出典:Jackery公式サイト

Jackeryポータブル電源1000Plusは、バッテリー容量が1264Whと大容量、2000Wの定格出力があるため、ほとんどの家電が動かせます。
コンセントやUSBポートなどが多く、複数の機器への電源供給が同時に行えることもメリットの一つ。

さらにリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため長寿命で、毎日使用しても10年以上使用できる点がとてもいい。普段使いしながら災害へ備えられるということで、非常に有効なポイントだと思います。

もちろん注意すべきポイントはあります。

使用した結果、ヒーターやホットプレートなど電力の比較的大きな機器を連続使用すると、当然ですが充電を使い切ってしまうまでの時間も短くなります。充電容量の大きなJackeryポータブル電源1000Plusも同じです。正直に言えば、電力の消費って結構早いんだなーというのがまず初めの印象。

ただよく考えると、何も考えずポータブル電源単体で使用すれば早く消費するのは当たり前。ポイントを押さえて工夫すれば、停電時でも電源供給できるメリットを活かしつつ、災害を乗り切る手助けをしてくれます。

実際に災害の備えをするときには、水や食料だけでなくいろんなものを準備します。他の防災グッズやカセットコンロなどのグッズと一緒に使用するなどの工夫が必要だと思います。またオプションのソーラーパネルも用意しておけば、もしもしばらく停電になったとしても、充電して使用することができます。

普段から使用していれば使用にも慣れて、よりその特性などを把握できます。活用アイデアなどは使って初めて出てくるものもあるでしょうし、できるだけ早く確保するつもりです。パソコンが壊れなければ今すぐにでも購入したかったのですが、仕方ない・・。

今のところ第一候補は今回レビューした1000Plus。ほかにもいろいろあるので迷ってしまいますね。手に入れたら改めてレビューしますね。

今回は1か月と短い期間でしたが、実際に使用するといろいろと使い方を考えるいい機会になりました。電力の確保ができるメリットを活かす組み合わせを考えて、災害に備えていこうと思います。

この間たまたま見ていたテレビで、防災に関するコーナーがありました。出演していた防災の専門家も、必要な備えの一つとしてポータブル電源を挙げていました。あなたもまずは検討だけでも、してみてはいかがでしょうか。役に立ってくれると思いますよ!

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